【問143】教員採用試験 教職教養 練習問題|森有礼の学校令
教育史 問18/25難易度B(標準)
問題文
明治十九年に公布された学校令に関する記述として最も適切なものはどれか。
- 1.森有礼は学校令を一つの勅令として制定し全学校段階を規定した
- 2.師範学校令は師範学校生に自由と放任の気風を養うことを求めた
- 3.森有礼は帝国大学令や師範学校令など一連の学校令を制定した
- 4.小学校令は当初から義務教育の年限を六年と定めて施行された
解説
正解は3。森有礼は初代文部大臣として明治十九年に帝国大学令・師範学校令・小学校令・中学校令を相次いで公布した。これらは一括した単一の法令ではなく学校種ごとの勅令であり、まとめて学校令と呼ばれる。帝国大学令は大学を国家の必要に応える学術の場と位置づけ、師範学校令は師範学校を尋常と高等に分け、生徒に順良・信愛・威重の三気質を求めて全寮制と兵式体操を課した。小学校令は尋常小学校の課程を義務教育として位置づけた。1は誤り。学校令は学校種ごとに別個の勅令である。2は誤り。師範学校令が求めたのは順良・信愛・威重の三気質である。4は誤り。義務教育の年限が六年に延長されたのは後年のことである。