【問142】教員採用試験 教職教養 練習問題|教育令と改正教育令
教育史 問17/25難易度B(標準)
問題文
明治期の教育令に関する記述として最も適切なものはどれか。
- 1.教育令は中央集権を強め学務委員を国が直接任命する制度とした
- 2.改正教育令は就学義務をさらに緩め地方の自由裁量を拡大した
- 3.教育令は学制を廃し町村に学校設置を委ねる分権的性格を持った
- 4.教育令は修身を筆頭教科に置き儒教主義を教育の柱に据えた
解説
正解は3。教育令は明治十二年に学制に代わって公布された法令で、アメリカ流の地方分権的な考え方を採り入れ、学校の設置や管理を町村に委ね、学務委員を住民が選ぶ仕組みとし、就学義務も大幅に緩められた。その自由な性格から自由教育令とも呼ばれるが、就学率の低下や学校の設置の停滞を招いたため、翌明治十三年の改正教育令で方針が転換された。改正教育令は府知事県令の監督権限を強め、学務委員を官が任命する形に改め、修身を筆頭の教科に位置づけた。1は誤り。中央集権を強めたのは改正教育令である。2は誤り。改正教育令は就学義務を強化した。4は誤り。修身の筆頭化は改正教育令による。