【問141】教員採用試験 教職教養 練習問題|学制の公布と理念
教育史 問16/25難易度A(易しい)
問題文
明治五年に公布された学制に関する記述として最も適切なものはどれか。
- 1.学制はアメリカの制度に倣い教育委員会を各地に置いた
- 2.学制は義務教育を無償とし就学率を直ちに高い水準に導いた
- 3.学制はフランスの学区制に倣い国民皆学の理念を掲げた
- 4.学制は士族の子弟のみを対象とする学校制度を定めていた
解説
正解は3。学制は明治五年に公布された日本最初の近代的な学校制度の基本法令で、フランスの学区制に倣って全国を大学区・中学区・小学区に分ける構想をとった。あわせて出された学事奨励に関する被仰出書は、村に学ばない家がなく家に学ばない人がないようにすると述べ、身分や性別を問わない国民皆学、実生活に役立つ実学、学問による立身出世を理念に掲げた。もっとも学校の費用は住民の負担とされ、就学率は当初伸び悩み、各地で学制に反対する動きも生じた。1は誤り。学区制はフランスに範をとった。2は誤り。授業料は住民負担で就学率も低かった。4は誤り。学制は身分を問わない皆学を掲げた。