【問136】教員採用試験 教職教養 練習問題|キルパトリックのプロジェクト・メソッド
教育史 問11/25難易度B(標準)
問題文
プロジェクト・メソッドに関する記述として最も適切なものはどれか。
- 1.プロジェクト・メソッドはヘルバルトが構想した系統学習の方法だ
- 2.プロジェクト・メソッドは目的・計画・実行・評価の段階を踏む
- 3.プロジェクト・メソッドは教師が課題と手順を全て指定して進める
- 4.プロジェクト・メソッドはキルパトリックが批判し退けた方法である
解説
正解は2。プロジェクト・メソッドはデューイの流れをくむキルパトリックが提唱した学習指導法で、児童が全精神を打ち込んだ目的のある活動を単位として学習を組織する。過程は、児童自身が目的を立てる目的設定、方法や順序を考える計画、実際に取り組む実行、結果と過程を振り返る評価の四つの段階からなる。教師は課題を与える者ではなく、児童が目的を実現する過程を助ける援助者として位置づけられる。経験主義的な新教育を代表する方法であり、戦後日本の初期の学習指導要領にも影響を与えた。1は誤り。ヘルバルトは系統的な段階教授を説いた別の立場である。3は誤り。課題も手順も児童自身が決める。4は誤り。キルパトリックは批判者ではなく提唱者である。