【問127】教員採用試験 教職教養 練習問題|コメニウス『大教授学』と直観教授
教育史 問2/25難易度B(標準)
問題文
コメニウスの教育思想に関する記述として最も適切なものはどれか。
- 1.コメニウスは大教授学を著し直観教授と世界図絵を世に示した
- 2.コメニウスは学問の府を成人男性のみに開くべきだと主張した
- 3.コメニウスは言語習得を文法規則の暗記から始めるべきだとした
- 4.コメニウスは世界図絵を大学生向けの神学専門書として編んだ
解説
正解は1。コメニウスは十七世紀のモラヴィア出身の教育思想家で、『大教授学』において、あらゆる人にあらゆる事柄を教えるという汎知の理想を掲げ、自然の秩序に従う教授の原則を体系化した。感覚による直観を認識の出発点とする直観教授を重んじ、その具体化として世界最初の絵入り教科書とされる『世界図絵』を著した。学校を母親学校・母国語学校・ラテン語学校・大学の四段階に整理し、身分や性別を問わない普遍的な学校体系を構想した点で近代教育学の父と呼ばれる。2は誤り。彼は万人に教育を開くことを主張した。3は誤り。文法の暗記ではなく事物と感覚を先行させる教授を説いた。4は誤り。『世界図絵』は子ども向けの絵入り教科書である。