【問83】教員採用試験 教職教養 練習問題|いじめの定義と積極的な認知
教育原理(生徒指導・特別支援・人権教育) 問8/25難易度B(標準)
問題文
いじめ防止対策推進法におけるいじめの定義と認知の考え方として、適切なものはどれか。
- 1.いじめの認知件数が多い学校は指導が不十分な学校として低く評価される
- 2.いじめの成立には行為が継続的に反復されていることが要件とされている
- 3.いじめは対象となった児童生徒が心身の苦痛を感じていれば認知される
- 4.いじめの認知には加害児童生徒に害を加える意図があったことを要する
解説
正解は3。いじめ防止対策推進法2条1項は、いじめを、一定の人的関係にある他の児童等が行う心理的又は物理的な影響を与える行為であって、対象となった児童等が心身の苦痛を感じているものと定義する。インターネットを通じて行われるものも含まれる。文部科学省は、認知件数が多いことを教職員の目が行き届いている状態として積極的に評価し、初期段階のいじめも漏れなく認知するよう求めている。1は誤り。認知件数の多さは指導不足の指標ではない。2は誤り。継続性や反復性は要件ではなく、一回の行為でも認知され得る。4は誤り。加害の意図は要件とされておらず、被害者の主観的な苦痛が基準となる。本試験では定義の文言そのものが問われる。