【問79】教員採用試験 教職教養 練習問題|教育相談とカウンセリングマインド
教育原理(生徒指導・特別支援・人権教育) 問4/25難易度B(標準)
問題文
学校における教育相談の意義に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 1.教育相談は生徒指導の一環であり個に焦点を当て内面の変容を図る働きをもつ
- 2.教育相談は課題を抱えた児童生徒だけを対象とし他の児童生徒には行わない
- 3.教育相談は教育課程外の活動であり教員の職務には含まれないものである
- 4.教育相談は解決策を教員が示し実行を指示することを最も重視する活動である
解説
正解は1。生徒指導提要(改訂版)は、教育相談を生徒指導の一環として位置づけ、主に個に焦点を当て、面接や作業を通して個の内面の変容を図ろうとするものと説明する。これに対し生徒指導は主に集団に焦点を当て、集団としての成果や変容を目指す点に違いがある。教員に求められるカウンセリングマインドは、ロジャーズが重視した受容、共感的理解、自己一致の姿勢に支えられる。2は誤り。教育相談は全ての児童生徒を対象とする発達支持的な働きを含む。3は誤り。教育相談は学校の教育活動として全教員が担う職務であり、特定の担当者だけのものではない。4は誤り。指示や説得ではなく、本人の自己理解と自己決定を支えることが基本である。本試験では生徒指導と教育相談の対比が頻出する。