【問75】ITパスポート 練習問題|成果物レビューの実施方式
システム開発と開発管理技術 問5/12難易度B(標準)
問題文
設計書などの成果物に含まれる誤りを早い段階で見つけるために行うレビューの方式に関する記述として、適切なものはどれか。
- 1.インスペクションは、作成者自身が司会となり参加者と非公式に読み合わせる形式のレビューである。
- 2.ウォークスルーは、作成者が主体となって関係者と成果物をたどり、誤りを早い段階で見つける。
- 3.レビューはプログラムが完成した後のテスト工程だけで行い、設計書を対象とすることはない。
- 4.レビューの目的は成果物の欠陥を見つけることではなく、担当者の作業量を測ることにある。
解説
正解は2。ウォークスルーは成果物の作成者が主体となり、関係者を集めて成果物を順にたどりながら誤りを指摘してもらう、比較的非公式なレビューである。開発の早い工程で欠陥を取り除けば、後の工程での修正費用を小さく抑えられる。1は誤り。インスペクションはモデレータと呼ばれる進行役が主催し、参加者の役割や手順、指摘事項の記録と是正の確認までを定めて行う公式なレビューである。作成者が司会を務めるのはウォークスルーの特徴で、説明が入れ替わっている。3は誤り。レビューは要件定義書や設計書といった文書も対象とし、むしろ上流の工程で行うほど効果が大きい。4は誤り。レビューは成果物の品質を高めるために行うものであり、担当者個人の作業量を評価する場ではない。公式か非公式か、誰が主催するかという観点で二つを区別したい。