【問38】情報・サイバーセキュリティ初級 練習問題|不正指令電磁的記録の対象
情報セキュリティ関連法規 問18/20難易度A(易しい)
問題文
刑法の不正指令電磁的記録に関する罪(いわゆるコンピュータウイルスに関する罪)の対象となるプログラムとして、最も適切なものはどれか。
- 1.利用者に知らせないまま、パソコン内のファイルを外部へ送信するよう動作するプログラム
- 2.利用者が操作画面で選んだときにだけ、データをバックアップ用のサーバへ送る業務用ソフト
- 3.事前に利用者へ通知したうえで、決まった時刻にパソコンを自動で再起動させる設定
- 4.ソフトウェアのメーカーが提供する、機能を追加するための正規の更新プログラム
解説
正解は1。刑法168条の2は、人が電子計算機を使用するに際してその意図に沿うべき動作をさせず、又はその意図に反する動作をさせるべき不正な指令を与える電磁的記録を、不正指令電磁的記録としている。利用者に知らせずにファイルを外部へ送信する動作は、利用者の意図に反する動作をさせるもので、これに当たる。正当な理由なくこれを作成、提供、供用、取得、保管することが、168条の2と168条の3により処罰の対象となる。2は誤り。利用者が選択して実行する、意図に沿った動作である。3は誤り。事前に通知された設定であり、利用者の意図に反しない。4は誤り。正規の更新プログラムは、利用者の意図に沿う動作を行う。