【問27】情報・サイバーセキュリティ初級 練習問題|利用目的の範囲を超える利用
情報セキュリティ関連法規 問7/20難易度B(標準)
問題文
懸賞の賞品発送のためと示して取得した顧客の住所を、新商品のダイレクトメールの送付にも使いたい。個人情報保護法上の対応として、最も適切なものはどれか。
- 1.賞品の発送に使う住所と同じ情報なので、本人に断らずに自由に使ってよい
- 2.社内で利用目的を書き換えれば足り、本人への通知や公表、同意は必要ない
- 3.原則として、あらかじめ本人の同意を得たうえで、ダイレクトメールの送付に使う
- 4.個人情報は取得した時点でその事業者のものになるため、使い方は事業者が自由に決められる
解説
正解は3。個人情報取扱事業者は、あらかじめ本人の同意を得ないで、特定した利用目的の達成に必要な範囲を超えて個人情報を取り扱ってはならない(個人情報保護法18条1項)。賞品の発送という目的で取得した住所を、販売促進のダイレクトメールに使うのは目的の範囲外であり、原則として事前に本人の同意が必要となる。1は誤り。同じ情報であっても、利用目的の範囲を超える使い方には同意が要る。2は誤り。利用目的の変更は、変更前と関連性があると合理的に認められる範囲に限られ、変更した場合も本人への通知か公表が必要である。4は誤り。個人情報は本人の権利利益に関わるもので、取得した事業者が自由に使える財産ではない。