【問157】ハラスメントアドバイザー 練習問題|緊急性の判断と初動対応
相談業務 問17/20難易度B(標準)
問題文
相談者が「上司に殴られた。また殴られるかもしれず、今日は帰りたくない」と訴えた。窓口の担当者の初期対応として、最も適切なものはどれか。
- 1.他の相談と同様に、後日あらためて面談の日程を調整し、順を追って事実の確認を進める
- 2.暴力は当事者間で解決すべき事柄であるため、相談者に上司へ直接話して解決するよう勧める
- 3.直ちに相談者と上司を同席させ、双方の言い分をその場で聴いて、話し合いで解決を図る
- 4.相談者の安全の確保を最優先とし、上司との接触を避ける措置など緊急の対応を直ちに検討する
解説
正解は4。身体的な暴力や身の危険、重い心身の不調がうかがわれる相談は、緊急性が高く、通常の手順に先立ち、相談者の安全の確保を最優先に動く必要がある。上司との接触を避ける措置などを、人事部門等と連携して直ちに検討する。暴行は刑法上の暴行罪や傷害罪にも当たり得る行為である。パワハラ防止指針も、被害を受けた労働者への配慮のための措置を含め、迅速かつ適切な事後対応を求めている。1は誤り。後日の面談では、安全が確保されない。2は誤り。暴力の被害者に加害者との直接の話し合いを勧めることは、再被害のおそれがある。3は誤り。直ちに同席させると、相談者に強い恐怖と負担を与え、報復を招くおそれもある。