【問151】ハラスメントアドバイザー 練習問題|守秘義務の限界
相談業務 問11/20難易度C(難しい)
問題文
相談者が面談の最後に「消えてしまいたい」と述べ、具体的な方法をほのめかした。相談者は「誰にも言わないでほしい」と求めている。担当者の対応として、最も適切なものはどれか。
- 1.安全の確保のため秘密にする約束には限界があると伝えたうえで、産業医など必要な関係者と速やかに連携する
- 2.相談者との約束を最優先とし、聞かなかったものとして扱い、誰にも伝えずに通常の対応を続ける
- 3.本人の意思を尊重し、次回の面談の予定日まで待って、状況が悪化した場合にのみ対応を検討する
- 4.自殺をほのめかす発言は感情的なもので、事実確認とは無関係であるため、記録にも残さないでおく
解説
正解は1。守秘義務は原則として守るべきだが、生命や身体に危険が及ぶおそれがある場合には、その安全の確保が優先される。担当者は、相談者に対し、秘密を守ることには限界があることを伝えたうえで、産業医、上司、家族など必要な関係者と速やかに連携し、安全を確保する対応をとる。守秘義務の限界を、面談の冒頭であらかじめ説明しておくことも有効である。2は誤り。約束を優先して誰にも伝えなければ、重大な結果を招くおそれがある。3は誤り。状況が悪化するまで待つ対応では、緊急の危険に対処できない。4は誤り。自殺をほのめかす発言は、危険を示す重要な情報であり、記録にも残して対応する必要がある。