【問144】ハラスメントアドバイザー 練習問題|開かれた質問の活用
相談業務 問4/20難易度B(標準)
問題文
相談者が「上司の言動がつらい」とだけ述べて黙り込んだ。相談窓口の担当者の声かけとして、最も適切なものはどれか。
- 1.「それはあなたの思い過ごしではないですか」と尋ね、上司の言動が正当な指導でなかったかを確認する
- 2.「はい」か「いいえ」で答えられる質問を次々に重ねて、短い時間で要点だけを確認する
- 3.「どのような場面で、どのようなことがあったのか、思い出せる範囲で教えてください」と促す
- 4.具体的な状況は尋ねず、ハラスメントの定義を一般論として説明し、該当するかを相談者自身に判断させる
解説
正解は3。相談者が話しにくそうなときは、「はい」「いいえ」では答えられない開かれた質問を用い、相談者のペースで状況を語れるよう促すのがよい。開かれた質問は、相談者の言葉で事実を引き出し、事実関係の把握に役立つ。確認したい点が残る場合は、後から閉じた質問で補う。1は誤り。思い過ごしかと問うことは相談者を疑う発言であり、二次被害にもなり得る。2は誤り。閉じた質問を重ねる聴き方は尋問のようになり、相談者が自分の言葉で話す機会を奪う。4は誤り。具体的な状況を聴かずに一般論だけを説明しても、相談の内容を把握できず、相談者に判断を押しつけることになる。