【問142】ハラスメントアドバイザー 練習問題|行為者とされた者からの相談
相談業務 問2/20難易度C(難しい)
問題文
部下から指導の方法を指摘された課長が、「自分がパワハラをしたと言われて困っている」と相談窓口に来た。窓口の担当者の対応として、最も適切なものはどれか。
- 1.行為者に当たる可能性があるため相談者としては扱わず、事情を聴かずに人事部門への出頭を命じる
- 2.課長の言い分に理解を示し、部下の申出は誤りであるとして、部下に取り下げるよう働きかける
- 3.課長から聴いた内容は秘密にする必要がないものとして、申出をした部下にも直ちに伝える
- 4.処分が決まったわけではないと伝えて中立的に話を聴き、守秘の範囲を説明して事実確認につなぐ
解説
正解は4。行為者とされた者からの相談であっても、窓口の担当者は中立・公正な立場で話を聴く。この段階では事実が確定しておらず、処分が決まったわけではないことを伝えて不安に配慮しつつ、聴き取った内容の守秘の範囲を説明し、事実確認の手続につなぐ。パワハラ防止指針は、相談者だけでなく行為者等のプライバシーも保護することを求めている。1は誤り。行為者とされた者の話を聴かずに出頭を命じることは、公正な手続を欠き、事実の確認も妨げる。2は誤り。担当者が一方の味方になって取り下げを働きかけることは、中立性を欠き、申出をした部下への不利益な取扱いや報復にもつながる。3は誤り。聴き取った内容を直ちに部下に伝えることは、行為者とされた者のプライバシーの保護に反し、事実確認の公正さも損なう。