【問127】ハラスメントアドバイザー 練習問題|業務目標と業務体制の見直し
予防と再発防止 問7/20難易度B(標準)
問題文
ある営業部では、慢性的な人手不足の中で達成がきわめて難しい目標が課され、課長が部下に厳しい叱責を繰り返すようになった。この原因・背景への対応として、最も適切なものはどれか。
- 1.課長への指導にとどまらず、目標設定の妥当性や人員配置、業務量を点検して、業務体制を見直す
- 2.目標の変更は会社の方針に反するため、課長に叱責の言葉づかいを和らげるよう伝えるにとどめる
- 3.部下がストレスに耐えられるよう、部下の全員にストレス耐性を高める研修だけを実施する
- 4.目標の未達成の責任は部下にあるため、課長の叱責が続いても部署の業務体制は現状のまま維持する
解説
正解は1。ハラスメントは行為者個人の問題だけでなく、達成困難な目標、人員不足、業務の偏りといった職場環境が背景にある場合が多い。したがって、行為者への指導とあわせて、目標設定の妥当性、人員配置、業務量を点検して業務体制を見直すことが、再発の防止につながる。パワハラ防止指針も、適正な業務目標の設定等の職場環境の改善を望ましい取組として挙げている。2は誤り。言葉づかいの注意だけでは、叱責を生む構造的な原因が残る。3は誤り。部下側の耐性を高めるだけでは、原因を被害を受ける側に求めることになり、ハラスメントの防止にならない。4は誤り。責任を部下に帰して体制を維持すれば、原因が解消されず、叱責が続く。