【問125】ハラスメントアドバイザー 練習問題|相談件数がゼロの職場
予防と再発防止 問5/20難易度B(標準)
問題文
ある事業場では、過去1年間、相談窓口への相談が1件もなかった。この状況の捉え方として、最も適切なものはどれか。
- 1.相談がない以上、ハラスメントは存在しないと判断できるため、予防のための取組は縮小してよい
- 2.相談しにくい事情がある可能性も踏まえ、匿名のアンケートなどで実態を確認し、窓口の周知や運用を見直す
- 3.相談がないのは窓口の担当者の対応が優れている証拠であり、運用の点検を行う必要はないと考える
- 4.相談がないのは従業員が自力で解決しているためであり、会社が職場の実態を調べる必要はないと考える
解説
正解は2。相談件数がゼロであることは、ハラスメントがないことを意味しない。被害を受けても不利益を恐れたり、相談しても無駄だと感じたりして、相談できていない可能性がある。そのため、匿名のアンケートなどで実態を把握し、窓口の周知方法、相談のしやすさ、秘密の保護や不利益取扱いの禁止が伝わっているかといった運用を見直すことが必要である。1は誤り。相談の有無だけで存在しないと断定できず、予防の縮小は早計である。3は誤り。窓口の担当者の対応が優れていると結論づける根拠はなく、点検を不要とすることもできない。4は誤り。従業員が自力で解決しているという推測は根拠がなく、事業主は職場の実態を把握し、雇用管理上の措置を講ずる立場にある。