【問123】ハラスメントアドバイザー 練習問題|研修の継続的な実施
予防と再発防止 問3/20難易度B(標準)
問題文
ある会社は、会社の設立時にハラスメント防止研修を一度だけ実施し、その後は新入社員が入社しても実施していない。近年、相談が増えたため、研修を見直すことにした。見直しの方向として、最も適切なものはどれか。
- 1.研修は一度実施すれば足りるため、相談が増えた原因を個々の従業員の性格に求め、個別に注意する
- 2.管理職には研修を実施するが、一般社員は行為者にならないため、研修は不要と判断して実施しない
- 3.受講を義務づけると従業員の自由を侵害するため、研修は希望者だけが参加する任意の形式にとどめる
- 4.新規入社や昇進などの節目を含めて定期的・継続的に実施し、受講状況を把握して未受講者にも機会を設ける
解説
正解は4。ハラスメントに関する意識は一度の研修では定着せず、人の入れ替わりや昇進で必要な知識も変わるため、研修は新規入社、昇進、異動などの節目を含めて定期的・継続的に行い、受講状況を把握して未受講者にも機会を設ける必要がある。パワハラ防止指針も、管理監督者を含む労働者への研修等による周知・啓発を求めている。1は誤り。相談の増加を個人の性格の問題に帰するのは原因の分析として不十分であり、組織としての予防策につながらない。2は誤り。一般社員も同僚間や部下から上司へのハラスメントの行為者になり得るほか、被害者や傍観者にもなるため、研修の対象に含める必要がある。3は誤り。研修は業務命令として受講を求めることができ、希望者のみでは予防の効果が限られる。