【問110】ハラスメントアドバイザー 練習問題|取引先の担当者による被害
事後の迅速かつ適切な対応 問10/20難易度B(標準)
問題文
当社の営業担当者から、取引先の担当者に繰り返しセクシュアルハラスメントを受けているとの相談があった。当社の対応として、最も適切なものはどれか。
- 1.取引先の従業員の言動であるため、当社の措置義務の対象外とし、相談にも対応しない方針とする
- 2.被害者への配慮は後回しにして、直ちに取引先との取引を全面的に停止する
- 3.当社の就業規則に基づいて、取引先の担当者本人に対して懲戒処分を行う
- 4.自社の労働者の被害として相談に応じ、被害者に配慮しつつ、必要に応じ取引先に協力を求める
解説
正解は4。取引先など他社の者から自社の労働者が受けたセクシュアルハラスメントも、自社の労働者の就業環境が害される問題であり、事業主は、自社の労働者からの相談に応じ、事実関係の確認や被害者への配慮など適切に対応する必要がある。必要に応じて取引先に事実確認への協力などを求めることも考えられる。1は誤り。行為者が他社の者であっても、被害を受けたのが自社の労働者であれば、相談対応等の措置義務の対象となる。2は誤り。被害者への配慮を欠き、取引の全面停止を一律に行うのは、適切な対応とはいえない。3は誤り。取引先の従業員は当社の就業規則の適用対象ではなく、当社が懲戒処分を行うことはできない。