【問109】ハラスメントアドバイザー 練習問題|被害者のメンタルヘルス不調
事後の迅速かつ適切な対応 問9/20難易度B(標準)
問題文
ハラスメントの被害を受けた労働者が、不眠や気分の落ち込みを訴えている。事業主が講ずる配慮の措置として、最も適切なものはどれか。
- 1.個人の健康上の問題であるため、事業主としては特段の対応を行う必要はないとする
- 2.産業医や保健師による相談の機会を設け、必要に応じて医療機関の受診を勧める
- 3.本人の同意を得ずに診断書の提出を命じ、その場で一律に休職させる
- 4.業務上の配慮は特に行わず、通常どおりの勤務を続けさせて経過をみる
解説
正解は2。指針は、被害者への配慮の措置として、管理監督者または事業場内産業保健スタッフ等による被害者のメンタルヘルス不調への相談対応を例示している。産業医や保健師などによる面談の機会を設け、必要に応じて医療機関への受診を勧めるなど、本人の状況に応じた対応が適切である。1は誤り。ハラスメントによる不調は事業主が配慮すべき事項であり、個人の問題として放置してはならない。3は誤り。本人の同意なく診断書の提出を命じて一律に休職させることは、本人の意向や状況を踏まえない画一的な対応であり、不利益にもなりかねない。4は誤り。業務上の配慮をせずに通常勤務を続けさせると不調が悪化するおそれがあり、配慮の措置とはいえない。