【問33】ハラスメントアドバイザー 練習問題|妊娠の報告後の退職示唆
セクハラ・マタハラなどの理解 問13/20難易度B(標準)
問題文
妊娠したことを上司に報告した社員が、上司から「人手が足りなくなるので、後任を探すから、今期中に辞めることを考えてほしい」と言われた。この言動に関する説明として、最も適切なものはどれか。
- 1.人員の補充を考えての発言であり、業務上の必要性に基づく言動なので、ハラスメントには当たらない
- 2.産前産後休業の取得を妨げる言動なので、制度等の利用への嫌がらせ型として整理される
- 3.妊娠したことに関して解雇その他の不利益な取扱いを示唆する言動であり、状態への嫌がらせ型に当たり得る
- 4.上司の個人的な発言にとどまるので、事業主の措置義務の対象にはならない
解説
正解は3。妊娠・出産等に関するハラスメントの指針は、状態への嫌がらせ型の例として、妊娠したことなどに関して、解雇その他の不利益な取扱いを示唆する言動を挙げている。事例では、妊娠の報告を受けた上司が、後任を探すので辞めることを考えてほしいと告げており、これに当たり得る。1は誤り。業務分担や安全配慮の観点から客観的にみて業務上の必要性に基づく言動は該当しないが、妊娠を理由に退職を促す発言はこれに当たらない。2は誤り。事例の社員は制度等の利用を請求しておらず、妊娠したこと自体に関する言動である。4は誤り。上司の言動も事業主の措置義務の対象である。