【問22】ハラスメントアドバイザー 練習問題|拒否を理由とする不利益
セクハラ・マタハラなどの理解 問2/20難易度B(標準)
問題文
出張中の移動の車内で、上司が部下の腰に手を回した。部下が強く拒むと、上司は「態度が悪い」として、翌月、本人の意向に反する不利益な配置転換を命じた。この事案の整理として、最も適切なものはどれか。
- 1.性的な言動への拒否を理由に不利益を受けているので、対価型セクシュアルハラスメントに当たり得る
- 2.就業環境が不快になったにとどまるので、環境型セクシュアルハラスメントとして整理される
- 3.身体への接触が一度きりであるため、いずれの類型のセクシュアルハラスメントにも当たらない
- 4.車内は事業所の外であり、職場には当たらないので、セクシュアルハラスメントの問題とならない
解説
正解は1。対価型は、性的な言動に対する労働者の対応(拒否など)により、解雇、降格、不利益な配置転換などの労働条件上の不利益を受けることをいう。事例では、腰に手を回す性的な言動を拒んだことを受けて不利益な配置転換が命じられており、対価型に当たり得る。2は誤り。労働条件上の不利益が現に生じているため、就業環境が不快になったにとどまる環境型だけの整理は適切でない。3は誤り。身体への接触や不利益な取扱いが一度でも、対価型は成立し得る。4は誤り。出張先や移動中の車内も、業務を遂行する場所として職場に含まれる。