【問15】ハラスメントアドバイザー 練習問題|過大な要求と達成不能な目標
パワーハラスメントの理解 問15/20難易度B(標準)
問題文
新卒で入社したばかりの社員に対し、上司が必要な教育を行わないまま、到底対応できない水準の業績目標を課し、達成できなかったことを厳しく叱責した。この行為に関する説明として、最も適切なものはどれか。
- 1.育成のために少し高い水準の業務を任せる行為にとどまるので、パワーハラスメントには該当しない
- 2.労働者の私生活に過度に立ち入る行為であり、個の侵害の類型に当たるものと整理される
- 3.遂行不可能なことを強制する過大な要求の類型に当たり、業務上必要かつ相当な範囲を超えたものとなり得る
- 4.能力や経験に見合った業務を与えていない行為であり、過小な要求の類型に当たる
解説
正解は3。指針は、過大な要求(業務上明らかに不要なことや遂行不可能なことの強制、仕事の妨害)の該当例として、新卒採用者に対し、必要な教育を行わないまま到底対応できないレベルの業績目標を課し、達成できなかったことに対し厳しく叱責することを挙げている。1は誤り。労働者を育成するために現状よりも少し高いレベルの業務を任せることは該当しない例であるが、事例は教育を行わずに到底対応できない目標を課しており、育成の範囲を超えている。2は誤り。私生活への立入りではない。4は誤り。課されたのは過大な水準であり、過小な要求ではない。