【問8】ハラスメントアドバイザー 練習問題|平均的な労働者の感じ方
パワーハラスメントの理解 問8/20難易度B(標準)
問題文
上司が、報告を怠った部下に対し、執務室で通常の声量のまま業務上の注意をしたところ、部下は強い精神的苦痛を訴えた。社会一般の労働者であれば就業上看過できない程度の支障を感じるとはいえない状況であるとき、就業環境が害されたかどうかの判断として、最も適切なものはどれか。
- 1.部下が強い苦痛を訴えている以上、本人の主観のみに基づいて、就業環境が害されたと判断する
- 2.上司に悪意がなければ、どのような言動であっても、就業環境が害されたとは判断しない
- 3.同様の状況で言動を受けた社会一般の労働者が、看過できない支障を感じるかどうかを基準に判断する
- 4.その部署に所属する管理職の過半数が、その言動を問題と感じるかどうかを基準に判断する
解説
正解は3。指針は、就業環境が害されるかどうかの判断について、平均的な労働者の感じ方、すなわち同様の状況で当該言動を受けた場合に社会一般の労働者が就業する上で看過できない程度の支障が生じたと感じるような言動であるかどうかを基準とすることが適当としている。事例では、本人が苦痛を訴えていても、社会一般の労働者が看過できない支障を感じる言動とはいえないため、この要素は満たされにくい。1は誤り。本人の主観のみを基準とはしない。2は誤り。行為者の悪意は基準ではない。4は誤り。管理職の多数意見ではなく、社会一般の労働者の感じ方が基準である。