【問4】ハラスメントアドバイザー 練習問題|部下から上司への言動
パワーハラスメントの理解 問4/20難易度B(標準)
問題文
ある部署で、特定の業務の知識と経験を一人だけが持つ部下Aが、協力を求める上司Bを人前で繰り返し罵倒し、必要な協力も拒んだため、Bの業務の円滑な遂行が困難になっている。優越的な関係についての説明として、最も適切なものはどれか。
- 1.部下から上司への言動は、職務上の地位が下位の者によるものなので、優越的な関係の要件を満たさない
- 2.部下による言動が優越的な関係を背景とするといえるのは、複数の部下が共同して行う場合に限られる
- 3.Aの協力が得られなければBの業務の円滑な遂行が困難となるため、Aの言動は優越的な関係を背景とするものとなり得る
- 4.優越的な関係が認められるのは、行為者が被害を受けた者よりも年齢が高い場合に限られる
解説
正解は3。指針は、同僚又は部下による言動であっても、行為者が業務上必要な知識や豊富な経験を有しており、その者の協力を得なければ業務の円滑な遂行が困難であるものは、優越的な関係を背景とした言動に当たるとしている。事例のAは業務の知識を独占し、Bはその協力なしには業務を進められない。1は誤り。部下から上司への言動も対象となり得る。2は誤り。複数人による集団の行為は一例にすぎず、単独の部下でも成立する。4は誤り。年齢は要件ではない。なお、パワーハラスメントの成立には、他の2要素も満たす必要がある。