【問138】企業危機・コンプライアンス管理士 練習問題|異物混入の申出と現物保全
情報漏えい・労務・製品事故 問18/20難易度A(易しい)
問題文
食品を購入した消費者から、商品に異物が混入していたとの申出を受けた。初期対応として最も適切なものはどれか。
- 1.返金のみで対応を終え、返品された現物の確認や同じ製造ロットの調査は行わない
- 2.失礼にならないよう現物の提供は求めず、申出者の口頭の説明だけで原因を判断する
- 3.現物の提供を受けて保全し、同一ロットの製造記録を調べ、必要に応じて保健所へ相談する
- 4.ブランドへの影響を避けるため、ほかの苦情が出るまでは社内で情報を共有しない
解説
正解は3。異物混入の申出を受けたら、まず申出者に誠実に対応し、現物を提供してもらって適切に保管する。そのうえで、申出の内容を記録し、同一ロットの製造・検査記録を調べて混入の原因を探り、健康被害のおそれがある場合や原因が製造工程にある場合は、保健所など行政へ相談する。同種の苦情の有無も確認して、必要なら出荷停止や自主回収を検討する。1は現物と製造ロットの調査をしないため原因が分からず、再発を防げない。2は現物がなければ客観的に原因を特定できない。4は情報を社内で共有しないと、同種の苦情との関連に気づけず、対応が遅れるため不適切である。