【問10】企業危機・コンプライアンス管理士 練習問題|SDGsウォッシュの評価
企業の社会的責任とESG 問10/20難易度B(標準)
問題文
B社は統合報告書にSDGsの17のアイコンを並べて「全ての目標に貢献している」と宣伝しているが、主力事業では環境負荷の高い調達を続けており、具体的な目標や成果指標も示していない。この状況の評価として、最も適切なものはどれか。
- 1.SDGsへの貢献は企業の自己申告で足りるので、実態が伴わなくてもアイコンを掲載すること自体に問題はない
- 2.全ての目標への貢献を示すほど評価が高まるので、取り組んでいない目標も含めて広く掲載するのが望ましい
- 3.SDGsウォッシュは環境面の訴求でのみ生じる問題であり、人権や労働などの社会面の訴求では生じない
- 4.実態を伴わずSDGsへの貢献を強調しているとみられ、SDGsウォッシュと受け取られて信頼を損なうおそれがある
解説
正解は4。実態を伴わないままSDGsへの貢献を強調することは、SDGsウォッシュと呼ばれ、見せかけの取組みとして受け止められてステークホルダーの信頼を損なうおそれがある。B社は、環境負荷の高い調達を続けながら全ての目標への貢献をうたい、具体的な目標や成果指標も示していないため、これに当たる。1は誤り。自己申告で足りるとはいえず、根拠や成果を示せない訴求は信頼性を欠く。2は誤り。取り組んでいない目標まで掲載すると、実態との乖離が大きくなる。目標ごとに優先順位をつけ、成果を指標で示すことが望ましい。3は誤り。SDGsウォッシュは環境面に限らず、人権や労働などの社会面の訴求でも生じ得る。