【問8】企業危機・コンプライアンス管理士 練習問題|PRIと国連グローバル・コンパクト
企業の社会的責任とESG 問8/20難易度B(標準)
問題文
ESGに関わる国際的なイニシアティブに関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 1.国連グローバル・コンパクトは、参加した企業に国連が認証を与え、取引上の優遇を保証する制度である
- 2.責任投資原則(PRI)は、企業に人権・労働・環境・腐敗防止の10原則を求める、2000年発足の枠組みである
- 3.責任投資原則(PRI)は、機関投資家が投資の意思決定や株主行動にESGの視点を組み込むための原則である
- 4.国連グローバル・コンパクトは、機関投資家だけが署名でき、一般の企業は署名できない仕組みである
解説
正解は3。責任投資原則(PRI)は2006年に国連のアナン事務総長(当時)の呼びかけで策定され、機関投資家が投資分析や意思決定、株主行動にESGの視点を組み込むことを定めた6つの原則である。1は誤り。国連グローバル・コンパクトは国連が認証を与える制度ではなく、企業が自主的に10原則を支持し実践する枠組みであり、取引上の優遇も保証されない。2は誤り。人権・労働・環境・腐敗防止の4分野10原則を示すのは2000年に発足した国連グローバル・コンパクトであって、PRIではない。4は誤り。国連グローバル・コンパクトは、企業やその他の団体が署名して参加できる枠組みであり、署名者は機関投資家に限られない。