【問6】企業危機・コンプライアンス管理士 練習問題|共有価値の創造(CSV)
企業の社会的責任とESG 問6/20難易度B(標準)
問題文
共有価値の創造(CSV)の考え方として、最も適切なものはどれか。
- 1.本業とは別に利益の一部を慈善活動に拠出し、企業イメージの向上を図る取組みである
- 2.法令で定められた環境規制を、可能な限り低いコストで満たすことを目指す取組みである
- 3.社会的課題への対応は利益と両立しないと考え、事業とは切り離して実施する取組みである
- 4.社会的課題の解決を事業として行い、社会的価値と企業の経済的価値を同時に創出する考え方である
解説
正解は4。CSVは、ポーターとクラマーが2011年に提唱した考え方で、社会的課題の解決を事業の中心に位置づけ、社会的価値と企業の経済的価値を同時に創出することを目指す。たとえば、地域の生産者の収益を高める調達や、健康課題に応える製品開発のように、本業と社会課題をつなげる点に特徴がある。1は誤り。本業とは別に慈善活動へ拠出する取組みは、フィランソロピーに近く、CSVの説明ではない。2は誤り。法令で定められた規制を最低限のコストで満たすことは、CSVの考え方の中心ではない。3は誤り。CSVは社会課題への対応と利益が両立し得るとみる点に特徴があり、両者を切り離す考え方とは反対である。