【問191】社会福祉士 練習問題|行動変容アプローチとエンパワメントの源流
ソーシャルワークの基盤と理論 問16/25難易度C(難しい)
問題文
行動変容アプローチとエンパワメントの源流に関する記述として最も適切なものはどれか。
- 1.行動変容アプローチは、無意識の葛藤を洞察させることを主たる方法とする
- 2.エンパワメントの概念は、公民権運動とは無関係に医学の領域で生まれたものである
- 3.行動変容アプローチでは、効果測定は不可能であるため実施しないとされる
- 4.行動変容アプローチは、学習理論に基づき観察可能な行動の変化を目標とする
解説
正解は4。行動変容アプローチはトーマスらによってソーシャルワークに導入され、レスポンデント条件づけ、オペラント条件づけ、社会的学習理論といった学習理論を基礎とする。観察と測定が可能な標的行動を特定し、強化やモデリング、行動リハーサルなどの技法を用いて行動の変容を図る。1は誤り。無意識の葛藤への洞察を重視するのは、精神分析を基礎とする心理社会的アプローチである。2は誤り。エンパワメントは公民権運動など被抑圧集団の社会運動を背景に、ソロモンが黒人のエンパワメントにおいて提起した概念である。3は誤り。標的行動を数量化して記録するため効果測定になじみ、シングルシステムデザインが用いられる。