【問178】社会福祉士 練習問題|リッチモンドと社会診断
ソーシャルワークの基盤と理論 問3/25難易度B(標準)
問題文
リッチモンドの業績に関する記述として最も適切なものはどれか。
- 1.著書の社会診断において、精神分析理論を基礎とする診断主義の体系を最初に提示した
- 2.ケースワークを個人の内面の治療に限定し、環境への働きかけは不要であるとしている
- 3.著書のソーシャル・ケース・ワークとは何かで、集団援助技術を体系化したとされる
- 4.社会診断を著し、社会調査に基づく事実の収集と評価の方法を体系化したとされる
解説
正解は4。リッチモンドは1917年に社会診断を著し、クライエントとその環境に関する事実を収集し、比較・推論して社会的状況を評価するという手続きを示した。これによりケースワークが科学的方法として体系化され、リッチモンドはケースワークの母と呼ばれる。1は誤り。社会診断は精神分析の導入以前の社会学的・調査的な方法に基づくものであり、診断主義学派はその後にハミルトンらによって形成された。2は誤り。リッチモンドは1922年の著作でケースワークを、人間と社会環境との間を個別に意識的に調整することを通してパーソナリティを発達させる諸過程と定義し、環境への調整を重視した。3は誤り。同書はケースワークを定義した著作である。