【問173】社会福祉士 練習問題|相関と因果関係
社会学と社会システム・社会福祉調査の基礎 問23/25難易度B(標準)
問題文
相関と因果関係に関する記述として最も適切なものはどれか。
- 1.二つの変数に相関があれば必ず一方が他方の原因であるといえる
- 2.相関係数がゼロに近いことは強い因果関係の存在を示している
- 3.相関関係が認められても第三の変数による疑似相関の可能性がある
- 4.疑似相関とは因果関係があるのに相関が全く見られない状態である
解説
正解は3。二つの変数の間に相関が認められても、それが因果関係を意味するとは限らない。両者に共通して影響を与える第三の変数が存在するために見かけ上の関連が生じる場合があり、これを疑似相関という。因果関係を主張するには、時間的先行性、共変関係、他の変数の影響の統制という条件を検討する必要がある。1は誤り。相関から直ちに因果を導くことはできない。2は誤り。相関係数が0に近いことは直線的な関連が弱いことを示すにすぎず、強い因果関係の証拠にはならない。4は誤り。疑似相関は第三の変数によって見かけ上の相関が生じる状態を指す。本試験ではこの区別が頻出である。