【問147】社会福祉士 練習問題|グループダイナミクスと集団の意思決定
医学概論・心理学と心理的支援 問22/25難易度C(難しい)
問題文
集団の力学と意思決定に関する記述として最も適切なものはどれか。
- 1.集団浅慮は集団の凝集性が低い場合にとくに生じやすいとされている
- 2.リスキーシフトは集団での討議により判断がより慎重になる現象である
- 3.集団で作業すると一人当たりの努力量が低下する社会的手抜きが生じる
- 4.グループダイナミクスはモレノによって提唱された概念であるとされる
解説
正解は3。集団で共同作業を行うと、一人当たりの努力量が単独作業時より低下することがあり、これは社会的手抜き(リンゲルマン効果)と呼ばれる。1は誤り。集団浅慮(集団思考)はジャニスが示した概念で、凝集性が高く外部の批判から閉ざされた集団で、異論が抑制され不合理な結論に至る現象である。2は誤り。リスキーシフトは集団討議によって判断がより危険な方向に傾く現象であり、慎重な方向に傾くコーシャスシフトと合わせて集団極化として説明される。4は誤り。グループダイナミクス(集団力学)を提唱したのはレヴィンであり、モレノはソシオメトリーやサイコドラマで知られる。本試験では、概念名と提唱者の対応が問われる。