【問138】社会福祉士 練習問題|ICDとDSMによる精神疾患の診断
医学概論・心理学と心理的支援 問13/25難易度C(難しい)
問題文
精神疾患の診断分類に関する記述として最も適切なものはどれか。
- 1.ICDは米国精神医学会が作成する精神疾患のみを対象とした分類である
- 2.DSMは世界保健機関が作成し死因統計にも用いられる国際分類である
- 3.DSMは症状ではなく疾患の原因論に基づいて診断を行う点に特徴がある
- 4.ICDは世界保健機関が作成しDSMは米国精神医学会が作成している
解説
正解は4。ICD(国際疾病分類)は世界保健機関(WHO)が作成する国際的な疾病分類であり、精神疾患に限らずすべての疾病と死因を対象とし、わが国の人口動態統計にも用いられる。DSM(精神疾患の診断・統計マニュアル)は米国精神医学会(APA)が作成する精神疾患の診断基準であり、原因論を前提とせず、症状の有無や持続期間などを列挙して判定する操作的診断基準を採用している。1は誤り。ICDの作成主体はWHOであり、対象も精神疾患に限られない。2は誤り。作成主体が逆である。3は誤り。DSMは原因論から距離を置いた操作的診断が特徴である。本試験では、両分類の作成主体と操作的診断基準の考え方が問われる。