【問103】社会福祉士 練習問題|障害者権利条約と合理的配慮
障害者福祉・刑事司法と福祉 問3/25難易度B(標準)
問題文
障害者の権利に関する条約における合理的配慮に関する記述として最も適切なものはどれか。
- 1.合理的配慮を否定することは障害に基づく差別に当たらないと定められている
- 2.合理的配慮とはあらかじめ施設や設備を整備しておく事前的な措置のみをいう
- 3.均衡を失した又は過度の負担を課さない必要かつ適当な変更及び調整をいう
- 4.同条約は障害を個人の心身の機能障害のみに帰する医学モデルに立っている
解説
正解は3。障害者の権利に関する条約第2条は、合理的配慮を、障害者が他の者との平等を基礎として全ての人権及び基本的自由を享有し行使することを確保するための必要かつ適当な変更及び調整であって、特定の場合において必要とされるもののうち、均衡を失した又は過度の負担を課さないものと定義する。1は誤り。同条約は合理的配慮の否定を含むあらゆる区別、排除又は制限を障害に基づく差別と定めている。2は誤り。事前の環境整備は事前的改善措置であり、合理的配慮は個別の場面で個々の必要に応じて行われる点で区別される。4は誤り。同条約は障害が機能障害と社会的障壁との相互作用から生じるとする社会モデルに立つ。本試験では、合理的配慮と事前的改善措置の区別が頻出である。