【問72】社会福祉士 練習問題|DV防止法の保護命令
権利擁護を支える法制度 問22/25難易度B(標準)
問題文
配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律の保護命令に関する記述として最も適切なものはどれか。
- 1.保護命令は警察署長が申立てを受けて発する行政上の命令とされている
- 2.保護命令は被害者の申立てにより地方裁判所が発する命令とされている
- 3.保護命令は配偶者暴力相談支援センターの長が発するものとされている
- 4.保護命令に違反した者に対して刑事罰が科されることはないとされる
解説
正解は2。配偶者暴力防止法の保護命令は、被害者の申立てにより地方裁判所が発する裁判上の命令であり、加害者に対する接近禁止命令や被害者と共に生活の本拠としている住居からの退去命令などがある。1は誤り。保護命令を発するのは裁判所であり、警察署長ではない。警察は被害の防止のための援助や措置を担う。3は誤り。配偶者暴力相談支援センターは相談、カウンセリング、一時保護、情報提供などを行う機関であり、命令を発する権限はない。4は誤り。保護命令に違反した者は懲役または罰金の刑事罰の対象となる。本試験では、命令の発令主体が裁判所である点と、支援センターの機能の区別が問われる。