【問35】社会福祉士 練習問題|マクロ経済スライド
社会保障 問10/25難易度C(難しい)
問題文
マクロ経済スライドに関する記述として最も適切なものはどれか。
- 1.物価が下落した年でも年金額を必ず据え置くために導入された仕組みである
- 2.被保険者数の減少と平均余命の伸びを反映して年金の改定率を調整する
- 3.毎年の賃金上昇率をそのまま年金額に反映させることを目的としている
- 4.現役世代の保険料率を毎年引き上げ続けて給付水準を維持する仕組みである
解説
正解は2。マクロ経済スライドは、2004年の年金制度改正で導入された給付水準の調整の仕組みであり、公的年金の被保険者数の減少率と平均余命の伸びを勘案したスライド調整率を、賃金や物価による改定率から差し引いて年金額の伸びを抑える。これにより保険料水準を固定したうえで長期的な財政均衡を図る保険料水準固定方式が成り立っている。1は誤り。マクロ経済スライドは給付の伸びを抑制する仕組みであり、年金額の据置きを目的とするものではない。3は誤り。賃金上昇率をそのまま反映させるのではなく、調整率を差し引いて反映を抑える点に特徴がある。4は誤り。2004年改正では保険料水準を固定し、給付側で調整する方式が採られた。本試験では導入年と調整の方向が問われる。