【問18】社会福祉士 練習問題|QOLとエンパワメント
社会福祉の原理と政策 問18/25難易度B(標準)
問題文
生活の質とエンパワメントに関する記述として最も適切なものはどれか。
- 1.エンパワメントは奪われた力を回復し主体性を取り戻す過程を意味する
- 2.生活の質は所得や資産などの客観的な指標のみによって測定される
- 3.エンパワメントは専門職が利用者に力を与える一方的な行為である
- 4.生活の質の向上は延命した期間の長さのみを基準として評価される
解説
正解は1。エンパワメントは、抑圧や差別によって力を奪われた状態にある人が、自らの潜在的な力に気づき、自己決定と社会的な資源へのはたらきかけを通じて主体性を回復していく過程を指す。ソロモンによる黒人コミュニティへの実践を通じて社会福祉に定着した概念である。2は誤り。生活の質は客観的な生活条件だけでなく、本人の満足感や主観的な幸福感を含めて捉えられる。3は誤り。エンパワメントは専門職が力を与えるものではなく、本人が力を取り戻す過程を専門職が支える関係として理解される。4は誤り。生活の質は生存期間の長さではなく、その人の生活の内容や充実の度合いに着目する概念である。本試験では、エンパワメントを一方的な付与と説明する誤答が置かれる。