【問17】社会福祉士 練習問題|自立支援の考え方 自立の多義性
社会福祉の原理と政策 問17/25難易度B(標準)
問題文
社会福祉における自立の考え方に関する記述として最も適切なものはどれか。
- 1.自立とは他者からの援助を一切受けずに生活することのみを意味する
- 2.経済的な自立の達成が自立支援の唯一の目標として位置づけられる
- 3.自立生活運動は専門職の判断を最優先する立場から生まれたものである
- 4.自立には日常生活自立や社会生活自立など複数の側面が含まれている
解説
正解は4。社会福祉における自立は多義的であり、経済的自立に限られない。生活保護制度の自立支援においても、就労による経済的自立に加え、身体や精神の健康を回復し自ら生活を管理する日常生活自立、社会的なつながりを回復し地域で生活する社会生活自立という三つの側面が示されている。1は誤り。必要な支援を利用しながら自らの生活を選択し決定することも自立に含まれる。2は誤り。経済的自立のみを目標とする考え方は、就労が困難な人を支援の射程から外すことになり適当でない。3は誤り。自立生活運動は障害当事者が担い手となり、専門職の判断ではなく本人の自己決定を中核に据えた運動である。本試験では、自立の三つの側面の内容が繰り返し問われる。