【問16】社会福祉士 練習問題|ソーシャルインクルージョンとダイバーシティ
社会福祉の原理と政策 問16/25難易度C(難しい)
問題文
ソーシャルインクルージョンとダイバーシティに関する記述として最も適切なものはどれか。
- 1.ダイバーシティは構成員の同質性を高め画一化を進める考え方である
- 2.ソーシャルインクルージョンは施設収容による保護を中核に据える
- 3.両者は無関係の概念であり福祉政策で同時に語られることはない
- 4.ソーシャルインクルージョンは排除された人を社会に包み込む理念である
解説
正解は4。ソーシャルインクルージョンは、社会的に排除されたり孤立したりしている人々を排除せず、社会の構成員として包み込み、参加を保障していこうとする理念である。日本でも社会的な援護を要する人々への支援に関する検討の中で明確に位置づけられ、社会福祉政策の基本的な理念の一つとなっている。1は誤り。ダイバーシティは属性や価値観の多様性を積極的に承認する考え方であり、同質化を目指すものではない。2は誤り。包摂は隔離や収容ではなく、地域社会への参加の回復を内容とする。3は誤り。多様性の承認と社会への包摂は相互に支え合う関係にあり、政策上も一体的に語られる。本試験では、排除と包摂の対概念としての位置づけが問われる。