【問9】社会福祉士 練習問題|福祉多元主義と準市場
社会福祉の原理と政策 問9/25難易度C(難しい)
問題文
福祉多元主義と準市場に関する記述として最も適切なものはどれか。
- 1.福祉多元主義は福祉の供給主体を公的部門に一元化する考え方を指す
- 2.準市場では価格競争が完全に機能し公的な規制は行われないとされる
- 3.準市場は営利企業のみが供給主体となり非営利組織は参入できない
- 4.準市場は公費を財源としつつ供給主体間の競争と選択を導入する
解説
正解は4。準市場は、財源を公費に依拠しながら、供給の側に複数の主体を参入させて競争を働かせ、利用者の選択を通じて効率と質の向上を図る仕組みを指す。日本では介護保険制度が代表例である。1は誤り。福祉多元主義は、公的部門に加えて民間営利、非営利、インフォーマルな部門など多様な供給主体が福祉を担うとする考え方であり、一元化とは逆の発想である。2は誤り。準市場では価格や参入に公的な規制が及び、通常の市場のような自由な価格競争は成立しない。3は誤り。準市場には社会福祉法人や特定非営利活動法人などの非営利組織も供給主体として参入する。本試験では、準市場の財源が公費である点と、純粋な市場との違いが問われる。