【問8】社会福祉士 練習問題|福祉国家の類型 エスピン=アンデルセン
社会福祉の原理と政策 問8/25難易度B(標準)
問題文
エスピンアンデルセンの福祉レジーム論に関する記述として最も適切なものはどれか。
- 1.自由主義レジームは普遍主義的な給付が広く行き渡る点に特徴がある
- 2.社会民主主義レジームは脱商品化の程度が高く普遍主義を志向する
- 3.保守主義レジームは家族の役割を否定し個人単位の給付を徹底する
- 4.三類型は医療費の水準という単一の指標のみによって分類される
解説
正解は2。エスピンアンデルセンは、労働力の脱商品化の程度と社会階層化のあり方を軸に福祉レジームを自由主義、保守主義、社会民主主義の三つに類型化した。社会民主主義レジームは北欧諸国に典型的で、脱商品化の程度が高く、普遍主義的で手厚い給付を国家が提供する。1は誤り。自由主義レジームは市場の役割が大きく、資力調査を伴う選別的な給付の比重が高い。3は誤り。保守主義レジームは職域ごとの社会保険を基礎とし、家族の役割を重視する補完性の原理が働く点に特徴がある。4は誤り。類型化は脱商品化と階層化という複合的な指標に基づくものであり、医療費の水準という単一指標によるものではない。本試験では、三類型の名称と特徴の対応が定番の問われ方である。