【問6】社会福祉士 練習問題|ブースとラウントリーの貧困調査
社会福祉の原理と政策 問6/25難易度B(標準)
問題文
ブースとラウントリーの貧困調査に関する記述として最も適切なものはどれか。
- 1.ブースはヨーク市で調査を行い貧困線の概念を初めて用いて分析した
- 2.ラウントリーはロンドン市で調査を行い貧困地図を作成して公表した
- 3.ラウントリーは第一次貧困と第二次貧困を区別して貧困を測定した
- 4.ブースは貧困の主因を個人の怠惰に求め環境の要因を否定して論じた
解説
正解は3。ラウントリーはヨーク市の調査において、収入が肉体的能率の維持に必要な最低限にも足りない状態を第一次貧困、その水準は満たすが飲酒などの支出により実質的に不足する状態を第二次貧困として区別し、栄養学的な基準による貧困線を用いて貧困を測定した。1は誤り。ヨーク市で調査を行ったのはラウントリーである。2は誤り。ロンドン市で大規模調査を行い、街路ごとに階層を色分けした貧困地図を作成したのはブースである。4は誤り。ブースの調査は、貧困の主たる原因が不安定な雇用や低賃金、疾病などにあることを示し、怠惰などの個人的事由が主因であるという通念を退けた。本試験では、両者の都市と概念の取り違えが典型的な誤答として出題される。