【問5】社会福祉士 練習問題|イギリス救貧法の展開
社会福祉の原理と政策 問5/25難易度A(易しい)
問題文
イギリスの救貧法の展開に関する記述として最も適切なものはどれか。
- 1.エリザベス救貧法は救済の財源を国庫の一般財源のみに求めていた
- 2.新救貧法は劣等処遇の原則と院内救済の原則を基本に据えていた
- 3.新救貧法は救貧行政を教区ごとの完全な自治に委ねる仕組みだった
- 4.エリザベス救貧法は労働能力の有無を問わず一律に現金を給付した
解説
正解は2。一八三四年の改正救貧法、いわゆる新救貧法は、救済を受ける者の生活水準を自立して働く最下層の労働者より低く抑える劣等処遇の原則と、救済を原則として労役場の中で行う院内救済の原則、そして全国的な統一の原則を柱とした。1は誤り。エリザベス救貧法は教区を単位とし、救貧税という地方の税を財源としていた。3は誤り。新救貧法はむしろ中央委員会を置いて教区連合を編成し、教区ごとにばらばらだった運用を全国的に統一しようとした。4は誤り。エリザベス救貧法は労働能力のある貧民、労働能力のない貧民、児童を区分して異なる扱いをした。本試験では、劣等処遇と全国統一が新救貧法の原則である点が繰り返し問われる。