【問129】教員採用試験 教職教養 練習問題|ペスタロッチの直観教授
教育史 問4/25難易度B(標準)
問題文
ペスタロッチの教育思想と実践に関する記述として最も適切なものはどれか。
- 1.ペスタロッチは陶冶の基礎を暗記による語の蓄積に置くべきだとした
- 2.ペスタロッチは隠者の夕暮で身分により人間の本質が異なると論じた
- 3.ペスタロッチは直観を認識の基礎に据え生活が陶冶すると説いた
- 4.ペスタロッチは孤児の教育を退け上流階層の子弟教育に専念した
解説
正解は3。ペスタロッチはスイスの教育実践家で、シュタンツ、ブルクドルフ、イヴェルドンにおいて孤児や貧しい家庭の子どもの教育に生涯を捧げた。認識は感覚的な直観から始まるとして直観教授を理論化し、直観の基礎的要素を数・形・語の三つに求めた。また家庭の日常生活そのものが人間を形づくるとして、生活が陶冶するという原理を示した。主著に『隠者の夕暮』『リーンハルトとゲルトルート』『ゲルトルート児童教育法』がある。1は誤り。暗記ではなく直観を陶冶の基礎に置いた。2は誤り。『隠者の夕暮』は玉座の上にあっても木の葉の屋根の陰に住んでも人間は同じであると述べ、身分を超えた人間性を説いた。4は誤り。孤児や貧民の子の教育こそ実践の中心であった。