【問123】教員採用試験 教職教養 練習問題|評価のバイアス
教育心理 問23/25難易度B(標準)
問題文
教育評価に生じるバイアスに関する記述として最も適切なものはどれか。
- 1.ハロー効果とは対象の一つの特徴が他の評価にまで影響する現象である
- 2.ピグマリオン効果とは教師の期待が児童生徒の成績を下げる現象のことをいう
- 3.中心化傾向とは評定が両極端に分かれて中間の評定が減る傾向である
- 4.寛大化傾向とは評価が実際よりも厳しくなる方向に偏る傾向をいう
解説
正解は1。ハロー効果(光背効果)は、評価対象がもつ一つの目立った特徴に引きずられて、本来は別個に評価すべき他の側面まで同じ方向に評価してしまう現象である。運動が得意な児童を学習面でも高く評価してしまう場合が典型例である。2は誤り。ローゼンタールらが報告したピグマリオン効果は、教師が期待をもって関わることで児童生徒の成績が向上する方向の現象であり、下げる現象ではない。3は誤り。中心化傾向は評定が中間に集まり、両極端の評定が避けられる傾向を指すので、記述は逆である。4は誤り。寛大化傾向は評価が実際よりも甘い方向へ偏る傾向であり、厳しい方向への偏りは厳格化傾向と呼ばれる。これらのバイアスを避けるには、評価規準を事前に明確化し、観点別に分けて評価することが有効である。本試験では、効果の名称と向きの取り違えが狙われる。