【問120】教員採用試験 教職教養 練習問題|知能の理論
教育心理 問20/25難易度C(難しい)
問題文
知能の理論に関する記述として最も適切なものはどれか。
- 1.スピアマンは知能が一般因子と特殊因子から成るとする二因子説を唱えた
- 2.ガードナーは知能を単一の一般的な能力とみなす立場から多重知能を論じた
- 3.ギルフォードは知能を単一の因子で説明する立場を代表する研究者である
- 4.サーストンは知能を一般因子のみで構成される単一の能力であるとした
解説
正解は1。スピアマンは、さまざまな知的課題の成績間に共通する相関に着目し、あらゆる知的活動に共通して働く一般因子と、個々の課題に固有の特殊因子から知能が構成されるとする二因子説を提唱した。2は誤り。ガードナーの多重知能理論は、言語的知能、論理数学的知能、音楽的知能、身体運動的知能、空間的知能、対人的知能、内省的知能などの相互に独立した複数の知能を想定する立場であり、単一の一般的能力とみなす立場とは正反対である。3は誤り。ギルフォードは知能を内容・操作・所産の三次元で分類する知能構造立体モデルを示しており、単一因子説の代表ではない。4は誤り。サーストンは因子分析により言語理解や数、空間などの基本的精神能力を抽出した多因子説の立場であり、一般因子のみで説明する立場ではない。本試験では、研究者名と理論の対応が中心に問われる。