【問119】教員採用試験 教職教養 練習問題|忘却の理論と系列位置効果
教育心理 問19/25難易度B(標準)
問題文
忘却の理論と系列位置効果に関する記述として最も適切なものはどれか。
- 1.エビングハウスの忘却曲線では学習直後の忘却は緩やかで後に急激になる
- 2.逆向抑制とは先に学習した内容が後の学習の保持を妨げることをいう
- 3.系列位置効果のうち初頭効果は短期記憶の直接的な反映であるとされる
- 4.干渉説は他の記憶内容の影響によって想起が妨げられると説明する
解説
正解は4。忘却の説明には、時間の経過とともに記憶痕跡が薄れるとする減衰説と、他の学習内容が干渉することで想起が妨げられるとする干渉説がある。干渉説では、先行学習が後の学習の保持を妨げる順向抑制と、後続学習が先の学習の保持を妨げる逆向抑制が区別される。1は誤り。エビングハウスが無意味綴りを用いて示した忘却曲線では、学習直後に急激に忘却が進み、その後は緩やかになる。2は誤り。先に学習した内容が後の学習の保持を妨げるのは順向抑制であり、逆向抑制はその逆である。3は誤り。系列位置効果のうち、リストの終わりの項目が想起されやすい新近性効果が短期記憶を反映するとされ、初めの項目が想起されやすい初頭効果はリハーサルを経た長期記憶を反映するとされる。本試験では、順向・逆向の向きの取り違えが狙われる。