【問117】教員採用試験 教職教養 練習問題|記憶の多重貯蔵モデル
教育心理 問17/25難易度A(易しい)
問題文
記憶の多重貯蔵モデルに関する記述として最も適切なものはどれか。
- 1.感覚記憶は容量が小さく数分間にわたって情報を保持する貯蔵庫である
- 2.短期記憶の容量は無制限であり情報は自動的に長期記憶へ移行する
- 3.短期記憶の情報はリハーサルによって長期記憶へ転送されるとされる
- 4.長期記憶は保持時間が数十秒に限られ容量にも厳しい制限がある
解説
正解は3。アトキンソンとシフリンの多重貯蔵モデルは、記憶を感覚記憶、短期記憶、長期記憶の三つの貯蔵庫から成るものと捉える。入力された情報のうち注意を向けられたものが短期記憶に送られ、そこで反復する維持リハーサルや意味づけを伴う精緻化リハーサルを受けた情報が長期記憶へ転送されると説明される。1は誤り。感覚記憶は多量の情報をごく短時間だけ保持する貯蔵庫であり、数分間の保持という記述は当てはまらない。2は誤り。短期記憶の容量はミラーがマジカルナンバー七として示したように限られており、情報が自動的に長期記憶へ移るわけでもない。4は誤り。保持時間と容量に厳しい制限があるのは短期記憶であり、長期記憶は事実上大容量で長期間の保持が可能とされる。本試験では、三つの貯蔵庫の容量と保持時間の対応が問われる。