【問116】教員採用試験 教職教養 練習問題|自己効力感
教育心理 問16/25難易度B(標準)
問題文
バンデューラが提唱した自己効力感に関する記述として最も適切なものはどれか。
- 1.自己効力感は行動の結果がもたらす価値の見積もりのことを指している
- 2.自己効力感の形成には自らの成功体験のみが影響し他の要因は関与しないとされる
- 3.自己効力感はある行動をうまく遂行できるという個人の確信のことである
- 4.代理的経験や言語的説得は自己効力感の形成には関わらないとされる
解説
正解は3。バンデューラは、ある結果を生み出すために必要な行動を自分はうまく遂行できるという確信を自己効力感(セルフ・エフィカシー)と呼び、行動の選択、努力の量、困難場面での持続性を左右すると論じた。自己効力感は、ある行動がどのような結果をもたらすかという結果期待とは区別される効力期待に当たる。1は誤り。行動がもたらす結果やその価値の見積もりは結果期待に関わるものであり、自己効力感の定義ではない。2は誤り。バンデューラは自己効力感の情報源として、遂行行動の達成、代理的経験、言語的説得、生理的・情動的状態の四つを挙げており、成功体験のみが影響するとはしていない。4は誤り。他者の遂行を見る代理的経験や、他者からの励ましである言語的説得も情報源に含まれる。本試験では、結果期待との区別と四つの情報源が問われる。