【問115】教員採用試験 教職教養 練習問題|原因帰属と学習性無力感
教育心理 問15/25難易度B(標準)
問題文
原因帰属と学習性無力感に関する記述として最も適切なものはどれか。
- 1.ワイナーは成功や失敗の原因を統制の位置や安定性の次元で整理した
- 2.失敗の原因を努力不足に帰属させることは学習性無力感を強く生じさせる
- 3.セリグマンの学習性無力感は動物実験では確認されていない現象である
- 4.能力への帰属は統制不可能で不安定な要因への帰属として分類される
解説
正解は1。ワイナーは、成功や失敗の原因として挙げられる能力・努力・課題の困難度・運などを、原因が個人の内部にあるか外部にあるかという統制の位置、時間的に変わりにくいかどうかという安定性、本人が変えられるかどうかという統制可能性の次元で整理した。どの原因に帰属するかによって、その後の感情や期待、動機づけが変わると説明される。2は誤り。努力は統制可能で変化しうる要因であり、努力不足への帰属は次の機会への意欲を保ちやすい。無力感を生みやすいのは、統制不可能で安定した能力の欠如への帰属である。3は誤り。セリグマンの学習性無力感は、逃避不可能な電撃を与えられたイヌの実験によって見いだされた。4は誤り。能力は内的で安定した要因に分類され、不安定な要因とはされない。本試験では、各原因の次元上の位置づけが問われる。